2009/11・18

別世界でメヒゴタイを見る

天気 晴れ       参加 4名(ぼちぼち 流れ星)  他2名

   

 

ヒメヒゴタイが自宅近くに咲くと知ったのは今年のこと。見たいな〜と願っていました。

すると運の良いことに牧野の職員が調査・保護・採取のために行くと言う場に私達も同行できる機会を得ました。

土佐植物研究会に所属する私達に課せられた仕事でもあるのです。現地を見て種を採取してきました。

入交石灰工業株式会社様の協力なくしては立ち入ることが出来ませんので厚く感謝しております。 

当日は抜けるような青空で、朝からカメラを持ち周辺をうろうろしてから出発。

          

自宅近くのミズネコノオかろうじて花が残っています    牧野北面下の高須のコスモス畑

植え付けが遅かったのでまだまだ満開になっていません。

    

園内にはサクラ・ビナンカズラ

    

上からコスモス畑を見るとすかすか状態なのがよく分かります       オオツワブキ

     

着物の模様にしたいような菊       ヤマラッキョウ

花の大きいのを選抜して植えつけたと聞きました。

            

ツメレンゲ                    ヒゴタイ

牧野の職員のHさんは物凄く忙しいなか時間を割いて現地に行かれるのです。

短時間でと思って行ったのですが・・なかなかソウはいかず・・気の毒でした。

  

付きっ切りで案内される入交の Iさん

  

作業現場近くに何気なく咲いているのに驚きます。

四国カルストのススキの中で見ている私達の眼には驚き以外なにもないのです。

綿毛になっていないのでこれはまだ種が採取不可能。水の色が神秘のコバルトブルー。

まさかこんなところこんな池があるとは!と言う思いがします。

新聞にこの池の空撮が出ていてあれ〜と思ってみて知っていたのですが現地に来て見ると衝撃はもっと多かった

綺麗な色と周辺の雑然とした空間・そんななかのヒメヒゴタイ。

  

普通に生えている。クズに巻きつかれたのも見受けられ過酷な中での開花です。

    

開花時期にあわせてきたわけではないので花は綺麗ではありませんがそれなりに残っています。

  

蕾までありました。

種にならず枯れているものも結構あったのは雨量が少なかった所為かも知れません。

  

海に近いのでノジギクも咲き誇っています     クサノオウバノギクに似たヤクシソウ

  

台地になった部分に上がると40株くらいが点々と生えていました   クズを刈り払えばもっと広がり咲く場所だと思うのです

しかし、残念ながら近いうちにこの場所は道路がつくので消失の運命なのです。その為の種採取です。

       

蛇紋岩地に見られる植物のヤナギノギクも見られました。        青空にハゼ

普通には見られない不思議な空間に迷い込み時間をすごしたというようにおもいます。 

しなくてはならないことはしてきましたが、不思議な思いを今も持っている私です。

観察している時に気になった木の葉・・・コクサギ

上に乗っているのは牧野の園内で見つけ連れ合いのお土産に持ち帰ったケンポナシ

食べるとナシの味がして美味しいのです。