2009/7/24  北アルプス 3日目

三俣山荘〜双六山荘〜鏡平山荘〜新穂高温泉

天気  曇り・ガス・時折晴れ間

    

コースタイム

三俣山荘5:25(トラバース道経由)〜分岐7:16〜双六山荘8:00(小休止)8:10〜弓折岳分岐8:45

(小休止)8:50鏡平山荘9:35(小休止)9:45〜チボ岩11:28(昼食 )11:40〜登山口12:24〜

わさび平12:55(大休止)13:30〜新穂高温泉15:00

 

    

  
    
  

目覚めると雨は降っていないが今にも降りそうだとレーサーが言う。

それなら早く食事をとろうと食堂前に並び一番に食べる。

でも心配するほど天気は悪くなさそう。周囲がきっちり見えている。

長い距離を歩くのだから気合をいれ出発。

   

鷲羽岳の後ろから太陽が昇る。

青空も少しは見えているので三俣峠に登るまでに徐々に明るくなり泊まった山荘まで姿を出した。

   

雲海はかなり濃く谷を埋め尽くす。
幻想的な風景が展開峠まであがると三俣蓮華の頂上がみえ先に登っている人も見える。

           

ガスが少し退くと槍ヶ岳が姿を現す              峠からは巻き道を行く

巻き道は通行不可とのことだったが昨日歩いた人達からの情報では危険な箇所はなく雪渓上でもアイゼン・ストックなし

でも安全との情報を得ている。1度三俣の頂上へ登り歩く中道はもう歩きたくない。下りもきついが登りは尚更だから。

   

雪渓の横を歩く道は花が多く見られ平坦な部分が多いので歩きやすく楽しみつつの歩きとなる。

花ばかり写したのでここの周辺は割愛し前に進む。

  ハイマツ のオシベ

ガスが濃くなったり晴れたりする中を歩く。ときおりこうした群落にであう。雪渓をいくつか越していくがまったく危険ではない

       

かかとに力をいれステップを切ることを忘れずに行く     花はいくらでもある。白・黄はガスの中では目立つ

雷鳥を見た池周辺も急ぎ足で抜け、クロユリベンチもぬけ快調に歩く。ガスばかりなので花を写すしかない〜〜

       

大きなクロユリ。私の指と比較してみるとこんなにもあります!         シナノキンバイ

            

花は花だけでUPするつもりなのでここで出したくないけれどあまりにも可愛いので・・・ミヤマダイモンジソウが群れて

ニッコウキスゲが現れると鏡平小屋への下り道が近くなる。双六まで3時間足らずであるいてきて鏡平ももうすぐ。

これなら上等。 双六ではそれほどのんびりしなかった。

同じ時間に三俣の小屋を出た人と同じような時間できたからねえ(昨日投宿したらいきなり父親死亡の報をきき

急ぎ下山の人と同じスピードってこと)でも、双六まで急いで下った私達はもう安心とスピドを落として歩いたのよ。



小さい花が咲く様はいいでしょう?

  弓折岳分岐着8:45 ここからあら嬉しい〜鏡平小屋がみえました。

少し天気回復の兆し。朝は一時期雨具の上だけを着用(湿気予防)したのだが双六小屋前で脱ぐことができた

くらいだから上等。こうして鏡平小屋まで見られるとはなんと幸せなこと。

   

キバナノコマノツメも結構目に付く          これはニッコウキスゲ?はるか向こうの斜面に群れている

       

レーサーが先を歩いては珍しい花を見つけて教えてくれる八重シナノキンバイ   コゴミは美味しそう!

   

雪渓を横から見るとこんなふうです            鏡平山荘が緑の中に映えていました 9:35

   

かき氷を又注文。有難い!!!                   ヤグルマソウ

「 今夜お世話になるからね」といって前日言ってあったのでチーフに泊まらず降りることを告げまだまだ下ります。

   

サンカヨウが何箇所にも咲いている。不思議。登るときには気づかなかったんだけどあ〜 

 岩の多い登山道脇には黄色いマンネングサの仲間が群れて咲き、ほっと和ませてくれる。

 風の吹く岩場でお弁当を広げる。次々と登ってくる人がいる。

やはり若い人よりお年を召した方が多い。

でも、皆大きなリュックを背にしているので軽い荷物の私達は少し恥ずかしい気がする。

歩き出して6時間を過ぎているので足元がふらつく。岩ばかりなのでカカトが痛い。

どこかで靴を脱いでゆっくりしたくなった。腐葉土たっぷりの土が恋しい。  

焼ヶ岳が見え川も見える!あと少しで登山口。がんばれと自分を励ます。

  

掲示板をにぎわしたホソバツルツゲは花も咲いていたが赤い実もつけている

登りにもうつしたチボ岩まで来た。11:28足が痛い

        

橋をわたりイタドリ群生地を通過し

  

穂高も見つつあと少しと歩く

  

薄日も差し焼ヶ岳もこれくらい見え出した          小池新道登山口に着いた!!

これからは林道歩き。ここまでくればもう安心。目途はたった。気が楽になり花撮影に専念する。

レーサーとは間隔が開くがわさび平小屋で待ってもらえばいいから心配することもない。

12:55着。中学生がキャンプにきていて賑やか・建物をうつせる状態ではない。

のんびりできればいいのでベンチで靴・靴下を脱ぎ足を開放してやった。

お茶を飲み横になり大休止をすることにした。

これは体にとてもよかったようで後の林道歩きは快適だった。

       

何の木?笠ヶ岳登山口前に立つ                 涼しい〜水音を聞きながらの林道歩き

       

ここに来てもまたオオヤマレンゲ。5輪も開花なかなか美形   ブルーべりそっくりの実(美味しかった!!)  

登りにも写したゴゼンタチバナ

まだまだ先は長いが花が道ぶちにあるので撮影するのに忙しい。レーサーがぐんぐん先を急ぐ。足の疲労感はもうない。

何枚花をうつしたのだろう?気がつくと新穂高温泉登山口に着いていた。少しだが青空が覗く

  

レーサーは今夜とまる宿の手配をしてくれていた。下山届けを出し無料駐車場まで5分ほどあるく。

 来るときに気がつかなかったタマアジサイが駐車場脇に群れていた。開花したのを見たい花なのだが・・無理かなあ

今夜は予定では鏡平だったが素泊まりで同じ民宿に泊まる。温泉に入りビールを飲む。パスタを食べる。サラダも・・

雨にあわず長い道を下った。しんどかったけどご褒美のビールはとにかく美味しかった。

浸かった温泉も気持ちよくクーラーの効いた快適な部屋で3日間の山を回想することなく爆睡した二人だった。

明日は天気しだいで西穂に登るが駄目なら観光〜〜日程に余裕があると楽だなあ。

車を飛ばしてきてそのまま登るなんてことは私達には無理。前泊をして後泊をしての山歩きを今後もするつもり。

さて来年は白山・槍それともと・・想いは膨らむなあ〜〜〜〜

夏季休暇が長いのは有難い!!

来年も運転お願いよ!レーサーさん。